アトピーの方は、アレルギー体質でなおかつ、皮膚の状態が器質的に弱い方で毒素を内臓の排出器系から排出できずに皮膚から排出している状態といえます。
そもそも、なぜアトピーになるのか?
答えは「体が必要としているから。」
アトピーで苦しんでいる方には不本意なことなのですが体の仕組み上、それが事実なのです。
内臓の排出機能の低下により体の代謝物(毒素)が正常に排出器系から排出されず、皮膚の下に溜まってしまいます。
そして、その行き場を失った代謝物(毒素)が器質的に弱い、皮膚などから出ようとするために肌に異常が起きてしまうのがアトピー です。
それが重症だとアトピーとなり、軽傷だとニキビ、吹き出物、湿疹などの肌荒れとなります。
アトピーをはじめとする花粉症などのアレルギー反応も同じことが言えます。
もくじ
アトピー性皮膚炎の3つのタイプ
①顔に症状が出るタイプ
このタイプの原因は、肝臓の機能低下により起こっています。
肝臓の機能低下による内臓のゆがみができると頭蓋骨全体を固着させ、アトピーの顔の症状が悪化します。
肝臓は口から摂り入れられた物資を消化・吸収され・解毒・分解・合成・貯蔵などを司る1番重要な臓器です。
②関節に症状が出るタイプ
腎臓の機能低下により肘や膝などの関節に症状が出るタイプは、腎臓に負担がかかり腎臓が本来の位置から下垂したり、大腰筋(腰の深い筋肉)の緊張により腎臓が下垂すると本来持っている機能を発揮できないために水分が溜まり、アトピーの症状が出ます。
腎臓は、エネルギー交換され老廃物を含んだ静脈血を、ふるい分ける作業をしている出口の臓器です。体外に排出する物質と再度利用する物質を分けています。
③顔、関節の両方に出るタイプ
このタイプは非常に悪く、内臓全体が下垂しています。
成人の場合は、肝臓タイプが多いが、気候の変化で自律神経が乱れ、影響を受けることもあります。
ではどうやってアトピーを内臓で改善させるのか?
アトピーの人は皮膚に対する外的要因だけでなく、内的要因である内臓の状態を改善させる必要があります。
特に肝臓・腸・腎臓の状態を良くすることが重要になります。
①内臓を整える
体がゆがむのと同じく内臓の位置もゆがみます。内臓の位置がずれると内臓そのものの機能が低下します。例えば機能低下により毒素を排出しにくくなり、体の弱い部分(皮膚等)に溜まりやすくなり、そこから出て行こうとするのでアトピーや湿疹・吹き出物・肌荒れといった症状として表れます。
肝臓や腎臓、腸内環境を整えることよって毒素を排出しやすい体を作っていくことが重要になります。
②酸素摂取能力を改善
人間が生まれて、酸素を吸ってからの呼吸を二次呼吸といいます。
便秘の方は酸素摂取能力が低下しています。横隔膜が通常の位置より下がると内臓全体を圧迫し、内臓が本来持っている機能を発揮できなくなります。横隔膜を柔らかくして、肺の機能を上げる事で内臓全体の位置を良くしていくことができます。
細胞に最も必要な栄養素は酸素です。酸素といえば呼吸、呼吸といえば肺を思い浮かべるかもしれませんが、実際に呼吸は肺ではなく横隔膜が上下する運動によって行われています。横隔膜が正常に動くことによって、肺による正常なガス交換ができるようになり、酸素摂取能力が改善し、細胞や皮膚の再生が促されて状態が良くなります。
まとめ
人間の臓器には「器質的に弱い部分」と「機能的に弱い部分」があります。器質的とは生まれながらの持つ弱い部分のことを言います。
これは母体の中にいる時に、細胞分裂途中でのお腹の環境によって決まります。
呼吸器を作る時の環境が悪ければ喘息、皮膚を作る時の環境が悪ければアトピーなど、様々な病気を発症する要因になります。
他人と同じように食べていても自分だけがアトピーを発症するのは上記のような要因があります。
試行錯誤が必要ですが、あなたに合った食生活を探していきましょう。