自律神経失調症になる原因と対処法【体験談あり】
この記事では自律神経失調症の原因や、自分でできる対処法を紹介していきます。そもそも自律神経失調症というのは疾患名ではなく神経症うつ病に付随する各種症状を総称したもの」を指します。
僕自身、25歳から4年間ほど自律神経失調症・パニック障害に悩まされました。
当時は新しい土地や新しい職場に変わった精神的ストレス・食事の不摂生・運動不足・喫煙習慣・疲労の蓄積などが重なって、自律神経のバランスを乱していたんだと今となっては思います。
その時の症状としては、動悸・めまい・不眠・食欲不振・腰痛・倦怠感・イライラ・不安など多岐にわたりました。なかでも不定期に起こる動悸は、頻度は少なくなっていったものの4年間続きました。
満員電車にのると、めまい・動悸・冷や汗が出て何度も途中で電車を降りました。ついには仕事もできなくなり、その職場を退職することになりました。
毎日が不安でたまりませんでした。ネットで自律神経失調症やパニック障害について色々と調べまくりました。僕は鍼灸師ということもあり多少の医学的知識があったため、自分なりに自律神経を整える生活を実践していきました。
それと並行して、マッサージや整体・鍼なども受けて体調を整えていきました。
そして前の職場を退職して、4カ月後には新しい職場に就職し仕事を再開することができました。動悸以外の症状は比較的早く治まったのですが、動悸だけは疲れが溜まってくると不定期に起こっていました。
しかし、自律神経を整える呼吸法(後で説明します)を行うとスーッと治まっていきました。

今現在は自律神経失調症・パニック障害は再発せずに健康に毎日を過ごせています。
僕が行って効果があった方法を後で紹介させていただきますね。あくまでも僕の一例に過ぎませんが医学的な観点からも効果があることだけを説明します。

自律神経失調症の症状

自律神経失調症の症状は、自律神経が体の様々なところを調節しているという性質から多岐にわたります。
めまい・動悸・冷や汗・呼吸がしにくいなどの過換気症候群・起立性低血圧(立ちくらみ)・朝起きられない・めまい・食欲不振・吐き気・胃痛・下痢・頭痛・不眠症・アレルギー・腰痛・関節痛・生理不順・イライラ・気分の落ち込み・うつ状態などが上げられます。

自律神経失調症の原因

自律神経失調症の原因は「ストレス」がよくあげられますが、「ストレス」といっても原因は「精神的ストレス」だけではありません。僕たちを取り巻くあらゆるものが「ストレス」になります。代表的な原因は以下のようなものがあります。

  1. 精神的ストレス
  2. 過労
  3. 睡眠不足
  4. 食べ物・添加物
  5. 天候・環境
  6. 体のゆがみ

自律神経失調症の治療法

自律神経失調症の治療は一般的には、神経科や心療内科に通院することが多いです。治療は薬物療法(抗不安薬やホルモン剤)を使用します。
病院以外では、鍼灸・漢方・整体・マッサージ・カウンセリングも効果的です。

僕は医学的知識があったのと、薬物療法はしたくなかったので鍼灸・整体・マッサージや自分で生活を整えることで克服することができました。
※通常は一度医師に診てもらってください。重篤な疾患が隠れているかもしれません。

自律神経失調症になった時、自分でできる対処法

自律神経失調症になった時に自分でできる対処法は、先ほど紹介した6つの原因に一つずつ対処することです。

まだ読んでいない方はコチラからどうぞ↓

上記の6つ以外に他に効果があったものを紹介していきます!!

①腹式呼吸

まず簡単にできて効果的なのが「腹式呼吸」ですね!
なぜ腹式呼吸が効果的なのかというと高まりすぎた交感神経のはたらきを沈め、自律神経のバランスを整えてくれる効果があるからです。腹式呼吸は、内臓の血液をポンプすることで、体のゆがみを解消してくれるので体がリラックスしていきます。

また腹式呼吸を行うと、脳内でセロトニンという気持ちを落ち着かせる物質が分泌されるため精神的安定にも効果があります。

僕は今でも、腹式呼吸を意識して生活するように心がけています。

②適度な運動(筋トレ)

次に適度な運動も効果的です!
そもそも適度な運動って、どれくらいなの?って思いますよね。
適度な運動は「学生時代に体育の授業でやった運動量」って感じです。

WHOでは、以下のようにガイドラインが出ています。

  • ウォーキングなど、中程度の運動を週150分。できれば1回30分を5回に分けるのが理想。(1回50分を3回でも良いと思う)
  • ランニングなど、激しい運動を週に75分。25分を3回が理想。
  • 10分未満の運動は1回にカウントせず、できるだけ1週間のうちにまんべんなく分散させる。(つまり、1回で90分やっても十分ではない)

運動の種類としては、ランニングなどの有酸素運動でも良いし、筋トレなどの無酸素運動でも良いと思います。要は自分が楽しんでできるものです!運動は継続しないと効果が実感できません。楽しみながらやると自然と継続につながるので「楽しそう」「こうなりたい」って思えるものを選んでください。

ちなみに僕は有酸素運動はしません。ランニングきらいなので・・・(笑)
僕は自宅で筋トレをしています。1回50分を週に3回ぐらいのぺ-スで。
僕は断然、自宅での筋トレをオススメします!筋トレでは呼吸法も大切になってくるので、腹式呼吸も身についてきます。
自宅トレーニング(筋トレ)のメリット・デメリットを紹介します。

【自宅トレーニング(筋トレ)のメリット】

①時間の無駄がない(移動時間や器具が空くまでの待ち時間)
②好きな時間にできる
③天候に左右されない(雨や雪、寒さ・暑さ)
④人に邪魔されない・人目を気にしなくていい
⑤コスパが高い

【自宅トレーニング(筋トレ)のデメリット】

①初期投資が必要(15,000円前後、自重トレーニングなら0)
②アドバイスやサポートを頼めない
③マシン系の種目は行えない

ジムに通う時間がない人や、一人が好きで誰にも邪魔されずにトレーニングがしたい人、コスパを重視したい人には自宅トレーニングがオススメです!
筋トレのやり方がわからなければ、YouTubeで動画を観て勉強しながらやっていけば大丈夫です。僕もそうしました。
自宅トレーニングを始めて健康な体を手に入れましょう!

③禁煙

たばこのニコチンが交感神経を緊張させます。するとカテコールアミンという物質がたくさん分泌され血管は収縮し、血圧は上昇して、脈拍は増加します。
その結果、高血圧や頭痛・腰痛・関節痛・動悸などの症状が出やすくなってきます。
もちろん禁煙が難しいのは僕も痛いほどわかるのですが、体調が優れない方は禁煙にもトライしていきましょう。

まとめ

自律神経失調症は状態にもよりますが改善していくまでに時間がかかります。薬物療法はあくまでも補助的なものと考えて、一度生活習慣を見直してみてください。
全てを行う必要はなので、できそうなものから取り組んでみてください。きっと良くなる糸口が見つかるはずです!

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